
インテリアに合わせるカーペットの選び方
カーペットは、部屋づくりを楽しむための頼もしいアイテム。
けれど「色や柄がたくさんあって、どれを選べばいいのか分からない」と迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そんなときは、部屋全体の“色のバランス”を見直してみると、選ぶヒントが見えてきます。
この記事では、インテリアとの相性を考えたカーペットの選び方を、基本からご紹介します。
空間をぐっと洗練された印象に仕上げる、そんな一枚がきっと見つかります。
インテリアの配色黄金比とは?
まず、インテリアの配色には「70:25:5」の黄金比があります。
これは空間全体を3つの色で構成するときの理想的なバランスのこと。
・70%:ベースカラー:床・壁・天井
・25%:メインカラー:カーペット、カーテン、ソファなどの家具
・ 5%:アクセントカラー:クッションや小物、アート
この配分を意識して色を選ぶと、整った印象になります。
お部屋に3色以上のカラーを取り入れたい場合は、色の割合を分割します。このとき、基本的にはベースカラーの配分は変更せずに、メインカラーを分割すると全体のまとまりがよくなります。
色選びの4パターン
比率だけでなく、「どんな色を組み合わせるか」も悩ましいところ。
同じ色でも、組み合わせ次第でお部屋の印象は大きく変わります。
ここでは、インテリアでよく使われる4つの配色パターンをご紹介します。
1.同系色で選ぶ
同系色とは、1つの色において、明るさや鮮やかさが異なる色のこと。
ビビッドなオレンジとベージュ、ダークグレーとライトグレーなど、トーン違いの同系色でまとめると、自然で落ち着いた雰囲気に。
失敗しにくく、どんなテイストにも合わせやすい組み合わせです。
2.類似色で選ぶ
類似色とは、色相環で隣り合う3つの色を指します。
ブルーとグリーン、レッドとオレンジなど、色相環で隣り合う色同士を組み合わせる方法。
統一感を保ちつつ、やさしい華やかさが加わります。
3.補色で選ぶ
補色とは、色相環で正反対の位置にある色です。
ネイビーとテラコッタ、イエローとバイオレットなど、色相環で反対側にある色を合わせると、メリハリのある印象に。
使い方次第で、モダンにもカジュアルにも仕上がります。
4.無彩色 × 有彩色で選ぶ
無彩色:白・黒・グレーのように色味のない色のこと。
有彩色:赤・青・黄のように色味のある色のこと。
グレーやアイボリーなどの無彩色に、ブルーやグリーンなどの有彩色をひとつ加えるだけで、空間に深みが生まれます。
主張しすぎず、洗練された印象を演出できます。
インテリア別おすすめの選び方
実際に部屋に取り入れる時、部屋全体の雰囲気を見ながら、「何に合わせてカーペットを選ぶか」を決めるのもひとつの方法です。
ここでは、カーテン・ソファ・クッションの3つのインテリアアイテムに合わせた選び方を、PYLEのラインナップを例にご紹介します。
カーテンに合わせる
カーテンとカーペットの色を意識すると、縦のラインが整い、空間に広がりが出ます。
例:茶色のカーテンに合わせるなら…
・同系色で選ぶ → アトリエ/ブラウン
トーンの異なるブラウンを組み合わせた「アトリエ/ブラウン」は、茶色のカーテンとの相性も抜群。
落ち着きのある、穏やかなくつろぎ空間に仕上がります。
・類似色で選ぶ → ノマディック/ワインレッド
深みのある赤が印象的な「ノマディック/ワインレッド」は、茶色のカーテンと自然につながるカラーリング。
空間に温かみと華やかさが加わり、落ち着きの中に個性が光るインテリアに仕上がります。
・補色で選ぶ → トースト/ジャム
紫がかった青が印象的な「トースト/ジャム」は、茶色のカーテンとお互いを引き立て合います。
落ち着いたトーンの中にほどよいコントラストが生まれ、空間に洗練されたアクセントを添えてくれます。
・無彩色×有彩色で選ぶ → ペブルズ/グレー
小石をイメージした優しいトーンの「ペブルズ/グレー」は、茶色のカーテンともなじみやすく、空間に上品なリズムを加えてくれます。
無彩色ならではの静けさがありながら、繊細な柄がさりげない存在感を演出します。
ソファに合わせる
ソファの色とカーペットの色を意識すると、重心が安定し、落ち着いた印象に仕上がります。
例:青いソファに合わせるなら…
・同系色で選ぶ → バカンス/ブルー
深いブルーを基調とした「バカンス/ブルー」は、青いソファとトーンを揃えることで、空間全体に心地よい一体感が生まれます。
海辺の風景のように、清潔感と開放感のあるリビングを演出したい方におすすめです。
・類似色で選ぶ →Breakfast/アボカド
明るくフレッシュな印象の「Breakfast/アボカド」は、青いソファと色相の近いグリーン系で自然なつながりが生まれます。
爽やかさと軽やかさを感じさせる配色で、部屋をいきいきと見せてくれます。
・補色で選ぶ → ランウェイ/レモン
イエローが印象的な「ランウェイ/レモン」は、青いソファとお互いを際立たせ、印象的な空間に。
配色にリズムと動きが生まれ、どこか遊び心も感じられます。
・無彩色×有彩色で選ぶ → Look Back/グレー
青みがかったグレーの「Look Back/グレー」は、青いソファと自然に調和しながら、やさしく寄り添う一枚。
色味を抑えた中に、ほどよい陰影と奥行きが生まれ、控えめながら美しい空間になります。
クッションに合わせる
先にカーペットを選ぶ場合は、アクセントカラーのクッションを揃えると空間全体に一体感が生まれます。
例:グレーのクッションを合わせるなら…
・同系色で選ぶ → 6B/チャコール
様々な濃淡のグレーで仕上げた「6B/チャコール」は、グレーのクッションとトーンを揃えることで、空間に統一感と穏やかな重厚感が生まれます。
無駄のない洗練された雰囲気を演出したいときに最適です。
・類似色で選ぶ → ビオンボ/黒絵
ブラックとアクセントの金色が印象的な「ビオンボ/黒絵」は、グレーのクッションとしっくりなじみ、空間に確かな華やかさを添えます。
厳かな空気と、ほんの少しのきらめきを加えたいときにおすすめです。
・無彩色×有彩色で選ぶ → エターナル/オリジナル
オレンジを中心とした大胆な柄が目を引く「エターナル/オリジナル」は、グレーのクッションと組み合わせることで、空間に強弱とリズムが生まれます。
カーペットを主役にしたいときに、ぴったりの一枚です。
まとめ
カーペットは、色ひとつで空間の印象を大きく変える存在。
「インテリアに合うかどうか」に迷ったら、配色のバランスや周りの家具とのつながりを見てみましょう。
PYLEのタイルカーペットは、60柄以上の豊富なバリエーションから選べます。
同系色でまとめたいときも、アクセントカラーを加えたいときも、きっとぴったりの柄が見つかるはず。
“自由に選べて、自由に組み合わせられる”カーペットで、暮らしにもっと自由な彩りを。